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いつもお世話になっております。TeeZeeです。
実は私は、K-POPと同じぐらい、韓国のプロ野球を観るのが好きです。
4~9月の訪韓の際は必ず球場観戦をしていますし、家でもネット中継を観るほどです。
競技そのものも好きですが、何よりも応援のノリが全く違って面白いのです。
そして、そこにかかる音楽はもちろん、普段から慣れ親しんでいる最新K-POPです。

4月1日から韓国でもプロ野球が開幕し、すでに熱戦と熱い応援が繰り広げられています。
というわけで、このブログをご覧の皆さんにぜひお知らせしたい「K-POPファンのための韓国プロ野球」を紹介します。
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■韓国プロ野球の概要
日本のプロ野球とよく似ています。
ソウルをはじめ主要都市にフランチャイズを置く10球団で構成されます。
1リーグ制で4~9月に正規シーズンを行い、上位5チームが10月にプレーオフを行います。
打ち合いが多く、エラーや初歩ミスも多いなど、全体的なレベルは日本より若干低いと思います。
その分、逆転の連続のような展開も多く、観る分にはスリルがあって面白いと思っています。
かつて日本でも活躍した李スンヨプ選手や金泰均選手などは、今でも主力選手です。
日本人選手はここ数年いませんが、以前は門倉健投手などが活躍していました。
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■韓国プロ野球の応援スタイル
各球団ともほぼ共通したフォーマットです。
韓国の野球場の内野席には、舞台が必ず用意されています。ここが応援団のスペースです。
(最近一部の地方球場では応援席を外野に移設していますが、基本は内野席です)
男性の応援団長と数名の女性チアリーダー、マスコット、太鼓隊、音響係で構成されます。
トランペットはなく、音源を大音量で流して大太鼓がリズムを合わせます。
応援席付近の観客は、チームカラーのスティックバルーンを持って応援します。
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攻撃中の応援は、団長が舞台に上り、マイクや身振りを使って観客の応援を先導します。
応援初心者にもわかりやすい動きは、すごくエネルギッシュです。


選手別応援歌も、覚えやすい曲やシンプルな歌詞が多いです。
初めて聞く曲でも2~3打席目には周りに合わせて充分歌えます。聞き覚えのある曲も多いです。

LGツインズ チョン・ソンフン選手応援歌 「It’s a small world

「ナリョラ(날려라=飛ばせ)」は、日本でいう「かっ飛ばせ!」ですね。よく出る歌詞です。
「アンタ(안타)」は「安打」、つまり「ヒット」です。

斗山ベアーズ チョン・スビン選手応援歌 「Surfin’ USA

歌の部分が女性、掛け声が男性とパート分けしています。

スコアボードに選手名がはっきり掲示されているので、これだけ選手名を連呼すれば、
ハングルを音読するいい練習にもなるのではと、個人的には思っています。
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■毎日開催! チアリーダーのダンス公演
さて、ここからK-POPとのかかわりがだんだん深くなってきます。
まずは「韓国応援文化の象徴」チアリーダーについて紹介します。

チアリーダーは、応援の要所で壇上に上がって団長と一緒に先導することもありますが、
いちばんの魅せ場は、攻守交代の時間に舞台に上がって行うダンス公演です。
チームの応援歌や男性アーティストの曲もありますが、ガールズグループの曲も多いのです。
なお、1分半以内に終える制約があるので、曲はかなり強引に編集されています。

斗山ベアーズ チアリーダー公演
Ring My Bell」(GIRL'S DAY)

野球のチアリーダーは4人ユニットが基本です。

LGツインズ チアリーダー公演
Somehow」(DIA)+「Ah Choo」(Lovelyz)+チーム応援歌

有名な曲だけでなく、ガールズグループファンにはうれしい選曲も見られます。

ロッテジャイアンツ チアリーダー公演
I’m Ill」(Hello Venus)


ソウルの野球場では、アウェイチーム側でも団長+チアリーダーの応援が観られます。
(地方球場ではアウェイチームのファンが少ないため、こうした応援はホーム側しかありません)

三星ライオンズ チアリーダー公演
Up & Down」(EXID)


この曲はもはや「チアリーダーの課題曲」です。一緒に口ずさんだり歓声を上げる観客もいますね。
この春はTWICEの「OOH-AHH하게」やGFRIENDの「Rough」あたりが多く観られるでしょう。

攻守交代時間は、他に観客参加のイベント(キスコンテスト、ダンスコンテスト、ビール早飲み!コンテストなど)も行われます。
ホーム側のチアリーダーがガールズグループの曲を行う公演は、経験上2~3回ぐらいです。
アウェイ側は(イベントが関係ないため)もう少し回数が多いのと、より舞台近くの席を確保できる確率が高いので、チアリーダー公演を見るのが目的ならアウェイ側がいいかもしれません。
下の写真は、私が自分の席から撮ったもの。ほぼ正面の神席でした。
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韓国のチアリーダーは「もうひとつのガールズグループ」と呼ばれるぐらい、
メンバー別にファンがついたり、メンバーの往来があったりします。
機会があれば、韓国チアリーダーを特集した記事もご紹介したいと思います。

■運が良ければ、アイドルを間近で観れる
韓国プロ野球は、始球式に俳優やアーティスト、その他有名人が始球式によく呼ばれます。
昨年も数多くのガールズグループのメンバーが、始球に登場しました。
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中でもApinkボミはすごい球を投げていました。経験者のようですね。


始球式は毎日あるわけではありません。またOBや一般人などが始球をすることも多いです。
さらに始球式の告知は2~3日前がほとんどなので、旅行者が狙って行けるものではありません。
ガールズグループの始球を観るのは、運が必要かもしれません。

さらに運が良ければ、K-POPアーティストのライブステージを観ることができます。
5回裏終了時は「クリーニングタイム」といって、場内整備のため少し長い休止時間があります。
大抵はグラウンドでの披露が多いのですが、最近は観客席の応援舞台で披露されることも多いです。

BESTie - 「EXCUSE ME」2015.6.3 ソウル木洞(モクトン)野球場


ネクセンヒーローズの主催ゲームは、ガールズグループの登場率が比較的多いです。
去年は他にCLC、HELLOVENUS、TREN-D、Tahiti、Dal★Shabet…など数多く登場しています。
このチームは今年から、韓国初のドーム球場「高尺(コチョク)スカイドーム」を本拠地にします。

OH MY GIRL - 「Cupid」2015.6.13 ソウル蚕室(チャムシル)野球場

ガールズグループがこの舞台で歌を披露するのは、この頃はあまり印象がなかったので驚きました。
1:08で、ビニがコケてます…。

Stellar - 「vibrato」2015.7.31 水原(スウォン)kt wiz park


実はこの日、私は韓国にいて蚕室で野球を観ていました。
Stellarを至近距離で観る絶好のチャンスを逸したわけです。
(この球場には2日後に来たのですが…。)

そして今年の4/1には、TWICEが蚕室野球場の応援舞台に登場して「OOH-AHH하게」を披露しました。


スマホ撮影の数や「うーあーうーあー」の掛け声に、関心の高さがうかがえます。

4/5のktウィズのホーム開幕戦(水原)には、宇宙少女が登場。

ソンソの宙返りも披露。さすがにこの人数ではあの応援舞台は狭いのでグラウンド公演ですね。

■野球場の場所とチケット価格
最後に、旅行者が行きやすいソウルの野球場について、場所とチケット価格をご紹介します。

○ソウル蚕室(チャムシル)野球場
斗山ベアーズとLGツインズの2チームの本拠地です。
このためシーズン中は月曜日を除いて毎日、試合開催が予定されています。
最寄駅はソウル地下鉄2号線・9号線「総合運動場(종합운동장 チョンハッウンドンジャン)」駅です。

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韓国プロ野球観戦のもうひとついいところは、入場料が安いこと。
蚕室野球場の応援席前(赤色指定席)は平日12,000ウォン、休日14,000ウォン(2016シーズン)。
レートが悪い時でも1,500円程度です。内野席で2千円以下は日本プロ野球では考えられません。
応援団を近くで観たいときは、チケットブースで「응원단 근처가 좋아요.(ウンウォンダン クンチョガ チョアヨ)」と言ってみましょう。なるべく希望に応えてくれます。
ただ特にホーム(1塁)側は、週末の人気カードだと売切の可能性があります。

○高尺(コチョク)スカイドーム
昨年秋に、韓国初のドーム野球場が落成。春までは主にイベントで使用されました。
ぽぴぽぴさんが10月末に行かれた「アジアドリームコンサート」の会場です。
今シーズンからネクセンヒーローズの本拠地球場として、プロ野球でも使用されます。
雨でも寒くても快適に観戦できるのが最大の魅力です。私もはやく行ってみたいです。
最寄駅は、ソウル地下鉄1号線「九一(구일 クイル)」駅です。

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この球場の応援席前(内野青色席)は平日15,000ウォン、休日22,000ウォン(2016シーズン)
ネクセン主催試合は以前から、他球場に比べて入場料が少し高いのです(理由はあります)。
新興球団でファンがまだ多くないこともあり、ネクセン主催試合が満員になることはまずありません。
今年のドーム開幕戦ですら空席が目立っていました。その意味でもおすすめと思います。

いつもどおり長い記事になりましたが、伝わったでしょうか。
写真や動画では伝えきれていないかもですが、とにかく観客の応援のノリが違うんです。
私の韓国訪問は、コンサートと野球観覧で思いっきり声を出すことで、日常の活力にしています。

みなさんの韓国旅行の際の参考にしていただければと思います。ありがとうございました。 写真X